スプリンクラーについて

水道直結型乾式方式

住宅用自動初期消火装置 住宅用スプリンクラー設備

火災から家族と財産を守ります 水防協の住宅用自動初期消火装置は、火災警報と家庭用水道水を利用して一体化し、初期消火を目的とした低コストの住宅用スプリンクラー設備です。戸建て住宅、マンション・アパートなどの様々なタイプの住宅に利用でき、安心・安全・安眠を提供いたします。

特徴

・システム作動時、家庭の生活用水を自動的に遮断します。(既設は配管変更が必要)
 ※遮断後1ヶ所非常用散水栓あり(実用新案取得)
・ご家庭の水道管を利用する、シンプルで低コスト設計。
・ご自宅のどんな場所でも、何個でも設置できます。
・消火後、管内を排水し配管内を空の状態に保つので衛生的です。
・配管内は結露なく保ち、流水音がしません。

自動初期消火装置

火災発生時の煙や熱を感知して、警報が鳴りスプリンクラーヘッドから散水。
炎上を遅らせ避難の時間を確保すると共に、初期消火を行ない被害の拡大を抑えます。

<従来の水道連結型スプリンクラー設備>

*大きく分類して以下の4つの方式があります
【直結式】
①既存の水道管から分岐した一筆書き配管の湿式方式
②既存の水道管から分岐した乾式方式
【受水槽式】
③消火設備専用の水槽一体型加圧装置を用いた湿式方式
④③の水槽一体型加圧装置を用いた乾式方式

①一筆書き配管の湿式方式(直結式)

【メリット】
①機器がなく配管のみのシンプルな方式
②工事コストが抑えられる
【デメリット】
①水道法に考慮し常に水を流動
②天井裏のSP配管の流水音が発生
③夏場の結露防止、冬場の配管凍結の恐れがある
④水道メーターの口径が大きくなる(ランニングコストの増大)
⑤二次災害のリスクが大きい(漏水事故)
⑥水道管の圧力低下による放水量の低下

②乾式方式(直結式)

【メリット】
①配管内は常時空、流水音がない
②配管内が常時空、配管寿命が永い
③配管内が常時空、凍結の恐れがない
④水損被害のリスクが非常に少ない
【デメリット】
①配管内が常時空のため放水遅れがないよう設計に留意する(充水時間 20秒以内)
②水道管の圧力低下による放水量の低下
【乾式設計条件】
内装仕上 準不燃以上
給水装置 25mm以上

 

③水槽付ポンプユニットの湿式方式(受水槽式)

【メリット】
①ポンプユニットによる水量・水圧の確保

【デメリット】
①停電時ポンプは作動せず放水出来ない
②ポンプユニットの設置スペースが必要(最大約 2.4×1.4m×高さ2.5m) 

③動力200Vが必要
④冬場の配管凍結の恐れがある
⑤二次災害のリスクが大きい(漏水事故)

 

④水槽付ポンプユニット併用型乾式方式(受水槽式)

【メリット】
①ポンプユニットによる水量・水圧の確保

②配管内は常時空、流水音がない
③配管内が常時空、配管寿命が永い
④配管内が常時空、凍結の恐れがない
⑤水損被害のリスクが非常に少ない
【デメリット】
①停電時ポンプは作動せず放水出来ない
②機器コストの増大、設置スペースの確保

 

⑤【新設置基準】水道連結型小形ポンプ併用の乾式方式

【メリット】
①ポンプ作動による水量・水圧の確保
②停電時ポンプは作動しないが水道圧にて放水が可能
③水道直結型なので水槽が不要
④家庭用電源、単相100V,200Vに対応
⑤狭小スペースにもポンプの設置が可能
⑥3階建て以上の建物にも対応可能
⑦乾式のメリットはそのまま